“幼なじみが経営するタコ焼き屋を潰しました”

マーケティング

今から10年前の話。

幼なじみの男友達が地元で
たこ焼き屋を1店舗、営んでいました。

商圏内に学校が多いエリアだったので
近所の学生たちやそのご家族が
お客様だったそうです。

僕も、僕の母親もリピーターでした。

生地がふんわりしていて
タコがプリプリだったので
とても美味しかった。

味付けも色々と工夫していて
何回食べても飽きなかったです。

ある日。

彼のお店のカウンター席で
たこ焼きを食べている時に
直接、相談を受けました。

=== 以下、当時の会話です ===

幼なじみ:
「いや、最近厳しくてさ。」

僕:
「ん、どうしたん?」

幼なじみ:
「売上が上がらなくて。。。」

僕:
「え、そんな感じになってるん?」

幼なじみ:
「そうやねん…。」

「客単価も低いし、
 かなりキツイわ。。。」

僕:
「…。」

幼なじみ:
「毎月、食っていくだけで
 正直ギリギリやねん」

僕:
「…。」

幼なじみ:
「先月なんて手取りで◯万円やったわ」

僕:
「販促とかって何かやってるん?」

幼なじみ:
「うん、こないだ、チラシ撒いてみてんけど…」

=== 会話ここまで ===

当時の私のスキルでは
幼なじみの役に立てる自信が
ありませんでした。

なので、逃げました。

失敗するのが怖かったので
アドバイスを一切せずに
話を聞くだけでした。

なぜ、味は良いにも関わらず
売上が上がらないのか。

マーケティング的に何が問題なのか。

発見した問題に対して
どういったアプローチを選べば
問題解決できるのか。

その場ですぐに答えられませんでした。

スキルと経験不足、
自分自身の未熟さゆえに
逃げることしか出来ませんでした。

半年後。

相談してくれた幼なじみは
たこ焼き屋を廃業しました。

僕が潰したようなものです。

もし、カウンター越しに相談された時
何か1つでもアドバイスが出来れば
また違う結果になったかも知れない。

いきなり売上に繋がらなくても
小さな光が見え始めたかも知れない。

今でも後悔しています。

力不足で同じ思いを繰り返さない為にも
自分のスキルを磨く努力を今も毎日
現場で積み上げています。

…。

潰してしまった幼なじみの
たこ焼き屋での事例で分かるように

「味が良ければ売上が上がる」というのは幻想です。

美味しい美味しくないは
売上に関係ありません。

では一体、何が売上金額を決めるのか..

「マーケティング」

です。

何もせずに美味しい料理が
確実に世の中に広まるなら
マーケティングは必要ないです。

ただ、どんなに味が良いお店でも
潰れてしまうのが現状。

だからこそ、マーケティングが必要です。

僕たちのような飲食店で働く人たちに
マーケティング知識を広めたい。

目標は20万人。

誰でも教育を受けれるのと同じくらい
誰でもマーケティングを学べる
教育プラットフォームを作りたいです。

話を戻します。

美味しい料理、感動のある料理は
知られていないだけで世の中に
まだまだたくさんあります。

なので、可能な限り多くのお客様に
食べて楽しんでもらいたいです。

もし、料理を食べくれたお客様に
幸せになって欲しいなら..

「美味しかったよ!」

と言ってくれる未来のお客様と
もっと出会いたいなら..

そしてもし、毎月の売上を安定させたいなら..

大切なお店を潰さない為にも、
マーケティングを学ぶことから
スタートして欲しい気持ちが強いです。

今日は苦い経験をお伝えしました。

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では!

安達

追伸:
幼なじみの彼とはずっと音信不通。

今年に入ってから風の噂で
廃業した後にどうしているか
その後の話を聞くようになりました。

かなり意外だったので、人生って不思議です。。。

次会った時、ちゃんと謝れるように
精進したいです。

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