リサーチが先、商品作りは後!

マーケティング

『助けてください!
 自粛で落ちた売上が戻らないんです』
 
石川県のとあるカフェオーナー男性。
 
簡単な解決方法を
アドバイスした結果…
 
・・・
 
去年11月。
 
石川県のとある
カフェオーナーさんから
お電話を頂きました。
 
仮名Aさん。
 
「助けてください!
 自粛で落ちた売上が戻らないんです」
 
というご相談。
 
=== 電話内容ここから ===
 
Aさん:
「安達さん、いつもお世話になります」
 
私:
「Aさん、こんにちは」
 
Aさん:
「自粛が明けても
 売上が戻らないんです」
 
私:
「そうですか」
 
Aさん:
「起死回生の新商品で
 〇〇を試作しています」
 
私:
「なるほど」
 
Aさん:
「本当はお支払いして
 アドバイスを伺いたのですが」
 
私:
「そうですね」
 
Aさん:
「今回は特別に無料で
 教えて頂けませんか?」
 
私:
「良いですよ」
 
Aさん:
「ありがとうございます!!!」
 
私:
「話を戻しましょう」
 
Aさん:
「はい、新商品なんですが」
 
「安達さんから見て率直に
 〇〇は売れると思いますか?」
 
私:
「どうして試作を始めたんですか?」
 
Aさん:
「もうどうにもこうにも
 早く売上を戻したいなと思って」
 
私:
「分かりました」
 
「そもそもの話ですが
 試作するのが早すぎます」
 
Aさん:
「早い、ですか?」
 
私:
 
「そうです、早いです」
 
「売れるかどうか
 まだよく分からないものを
 どうして試作するんですか?」
 
Aさん:
「…。」
 
私:
「売上を何とかしたいって
 Aさんの気持ちも
 痛いほど分かります」
 
「だから電話されたんですよね?」
 
Aさん:
「そうです、ありがとうございます」
 
私:
「ただ、売れるか分からないものを
 先に試作するのは
 リスクが大きすぎます」
 
「なのでやらない方が良いですよ」
 
Aさん:
「…。」
 
私:
 
「試作に使うお金、時間、労力」
 
「売れなかった時に
 無駄になっちゃうので」
 
Aさん:
「確かに…」
 
私:
「なので試作は後回し」
 
「売れるかどうか先に
 確かめて欲しいんです」
 
Aさん:
「なるほどですね」
 
私:
 「売れるかどうか
 分からないものを先に作るより
 売れると分かってから作る方が
 100倍、効率が良いので」
 
Aさん:
「確かに…」
 
私:
「リサーチが先、商品作りが後です」
 
「オッケーですか?」
 
Aさん:
「はい!」
 
私:
「他に質問は大丈夫ですか?」
 
Aさん:
「100%売れるかどうか
 確かめるにはリサーチを
 どうしたら良いですか?」
 
私:
「気になりますよね」
 
「僕の生徒さんにも必ず
 売れるかどうかのリサーチを
 先にやってもらっているので」
 
Aさん:
「はい、気になります!」
 
私:
「簡単ですよ、まず始めに…」
 
=== 電話ここまで ===
 
1年経った今、カフェがどうなったか。
 
ご本人からその後の
報告がないので分からないです。
 
実際にやってみたのか
それともやってないのか
よく分からないんです。
 
無料で教えると99%がこういう結果に落ち着きます。
 
私も歴が長いので
Aさんは報告しないだろうな
と、思いながら電話してました。
 
それでも良いんです。
 
時々、ご本人のフェイスブックを
お見かけできているので。
 
…。
 
あなたも誰かに
相談する機会があるなら。
 
事後報告を必ずして下さい。
 
でないと相手は時間と知識を
利用された気になります。
 
自分が思っている以上に
気にかけてくれた人って
その後を心配しているものです。
 
最後にまとめ3つ。
 
1:リサーチが先
2:商品作りは後
3:相談と報告はワンセット
 
です。
 
ハロウィンシーズンに向けて
頑張りましょう。
 
では!
 
安達

人気記事【コロナ】緊急雇用安定助成金の申請書の書き方(記入例あり)

人気記事 【コロナ】雇用調整助成金の期間は延長されるのか?(ほぼ決定)